在宅ワークでも生産的に仕事をする方法

自宅で仕事をする在宅ワークは、以前は少数派でした。

しかし、新型コロナウイルスの流行の影響で、多くの職種にとって在宅ワークは一般的なものに変化し、ニーズの高い働き方となりました。

在宅ワークで自宅で働く形式と、オフィスに出勤し会社で仕事をする形式のどちらがより生産性の高い環境なのでしょうか?
どちらにも長所や短所があります。

オフィスで仕事をする場合は、業務中に同僚に話しかけられたり、頼み事をされることは多いと思います。
しかし、こういった同僚の存在が、生産的に仕事をする上で集中力を途切れさせる存在になるかもしれません。積極的に同僚に話しかけて、社交的であることは良いことです。
しかし、気が散りやすい人にとっては、そのような存在がいると仕事の集中力が欠けてしまうかもしれません。

一方、自宅で勤務する在宅ワークでは、周りに同僚がいないので、気を抜くことができるのです。
在宅勤務では、オフィスと異なり誰にも見られていません。
また、誰も見ていないので、同調圧力や仕事の対する義務感を感じることもありません。

こうした環境においても、生産的に仕事をすることができる方法をまとめました。
  • 家族と在宅勤務中のルールを決める
  • その日の仕事のTo-Doリストを作る
  • きちんと休憩をとる
  • 朝のセルフケアの時間を大切にして仕事へのモチベーションを上げる
  • 他の人と交流する
  • 前日の夜に食事の準備をする
  • 終業時間を明確にする
以下では、この項目について具体的に説明していきます。

家族と在宅勤務中のルールを決める

もちろん、自宅で仕事をしていても、一人で仕事をするとは限りません。 自宅に同居人、家族、またペットがいる場合も多くあると思います。 家族が同じくリモートワークをしていて、PCやデスクなどのスペースを共有している場合は、お互いにミーティングの時間や静かにすべき時間などの予定を共有し合ったり、基本的なルールを決めておく必要があります。

その日の仕事のTo-Doリストを作る

自分のその日の目標とする業務をTo-Doリストにタスクツールなどを利用して書き込み、そのリストに優先順位をつけるようにしましょう。そうすれば、その日のうちに優先して取り組まなければならない課題が明確になり、順番にタスクを終わらせていくことが出来ます。 また、完了したリストにはチェックを入れていきましょう。そうすることで、自分がどの程度仕事をこなしているかが明確になり、モチベーション維持にもつながります。

きちんと休憩をとる

在宅勤務をしていると、休憩時間を取るのを忘れてしまうということがあります。 しかし、たまには休憩をとりYouTubeを開いて好きな動画を見てリラックスしたり、仕事から離れてみましょう。 散歩したり、新鮮な空気を吸ったり、家族と談笑したり一緒にご飯を食べたりして過ごしたりするのも良い方法です。 こうした休憩時間は、より良い仕事をするための充電になります。 「生産性を高めるために、家にいる間は100%仕事をしなければならない」と思う必要はありません。適度な休憩は大切です。

朝のセルフケアの時間を大切にして仕事へのモチベーションを上げる

生産性とは、仕事を始めてすぐに高められるものではありません。1 日の始業時間になるまでに一番いい健康状態・心理状態で仕事に挑むことで生産性の高い仕事ができると考えられます。 また、その日の仕事の達成目標は、朝起きた時に決めておくと、よりモチベーションが上がるでしょう。 朝、仕事前に自分へのリラックスタイムを設けること、例えば、香りのよいコーヒーを飲んだり、またはジョギングなど早朝のエクササイズを行ったり、自分を精神的にも身体的にも一番良い状態に持っていくことが仕事の生産性を高める上で大切になってくるでしょう。 最高の状態で、良い仕事をするには、朝の健康的なルーティンを行うことが必要です。

他の人と交流する

自宅で仕事をしていると、人と世間話をしたり、談笑したりする機会が減り、気分の転換をすることが難しくなります。 以前は会社で隣で仕事をしていた同僚とも気軽にコミュニケーションをとれなくなってしまいます。 では、どうすればいいのでしょうか? 閉じこもった気分にならないためには、他者とコミュニケーションをとることが有効です。 他者とコミュニケーションをとることで、退屈や孤独を解消することができます。 ストレスが溜まっていると感じたときは、ZoomやSlackなどのアプリを使って他者と通話やビデオチャットで連絡を取りましょう。 一日の大半を一人で仕事をしているリモートワークの中で、他人と連絡をとることはとても大事なことです。 たとえ同僚でなくても、他の人と交流することで気分転換ができます。 休憩時間を利用して同僚や、会社とは関係ない友人など他の人とも交流しましょう。 外に出て、カフェに行って仕事をしたり、用事を済ませたり、何でもいいから人と接する機会を見つけてください。 そうすれば、気分転換することができます。

前日の夜に食事の準備をする

自分の家にいると、朝食や昼食を用意するのに時間をかけたくなります。 料理を作るために仕事の日の貴重な時間を使わないで、前日の夜に料理を作っておきましょう。 前もって食べ物を用意しておけば、食事の時間を食事のために使うことができ、仕事以外の作業をしてデスクワークに費やすエネルギーを節約することができます。 家で料理をすることは、その日オフィスにいた場合は仕事に費やしていた時間を料理に費やすということです。

終業時間を明確にする

自宅で仕事をすれば、ワークライフバランスがとれるというイメージがあるかもしれません。 しかし、必ずしもそうであるとは限りません。自宅というリラックスできる環境で仕事に没頭していると、時間を完全に忘れてしまう場合が多いのです。 フルタイムで自宅で仕事をしていると、仕事のことがプライベートにまで影響してしまうことがあります。仕事とプライベートの境界線をしっかり保つことは、非常に重要なことです。 そういったことを防ぐために、退勤時間にスマートフォンのアラームをセットしておき、仕事が終わることを知らせるのは効果的な方法です。 必ずしもその時間に仕事を止める必要はありませんが、しっかりと終業時間を知ることで、時間を忘れて仕事をしすぎてしまうことを防ぐことが可能です。

このように、在宅ワークにおいて生産的な仕事をするためには、より主体的に自分自身を管理する能力が必要となってきます。自分しかいない職場でのライバルは自分自身だと思って、仕事に取り組みましょう。是非この記事を読んで、生産的に在宅ワークを行う際の参考にしていただければと思います。